8/21 「フランス絵画の19世紀」展

6/12-8/31 横浜美術館にて。


コレクション展、日本画の部屋(松井冬子がよかった!)、写真の部屋も見る。横浜美術館は一粒で三、四度美味しいのがいい! 企画展もがんばっているし、落ち着いて見られることが多いし(「アホみたいに混んでる」ことが少ない)、筆者お気に入りの美術館。


で、今回の企画展は、というと「日本でフランス絵画っていうとアングル、ドラクロワ、ミレー、クールべ、マネ、印象派…と固有名詞の有名どころだけしか知られてないけど、当時は「アカデミズムの人たち」の方が力を持っていて(もちろんさっき挙げた名前の中でもアングルを筆頭に当時からバリバリの「正統派」だった人はいるけど)、そういう絵も見てみてください!」みたいな感じか。


で、そういうアカデミズムの絵には、「無駄に露出が多い(なぜか胸とか背中がはだけている。でも男は裸が描かれていても腰のあたりは隠れている)」もしくは「(男女両方だけど主に女性の)裸が描きたくて描いただけで、題材になってる神話は口実です」とおぼしき絵がけっこうあって、美術は門外漢の筆者としては、半ば呆れつつチェックを入れていました。


でも、今日のベストはジャン=レオン・ジェロームという人の『バッカスとキューピッド』というやつでした。



「子ども」が酔っ払ってます(笑)。