9/20 九月大歌舞伎

9/2-26 歌舞伎座にて。


友人がブログで褒めていたので、1年ちょっとぶりの歌舞伎に行く。


3階席のチケットが売り切れだったので、一幕見席で夜の部の『勧進帳』(松本幸四郎中村吉右衛門市川染五郎ほか)と『松竹梅湯島掛額』(中村吉右衛門中村福助ほか)を見る。友人が褒めていたのは『松竹梅〜』の方で、こちらが目当てだったのだが、せっかく歌舞伎座へ行くのに一本しか見ないのものなんなので、『勧進帳』の一幕見席が売り出される45分前に到着するも、既に列が…。ギリギリのところで立ち見できた。運がよかった。一般的には『勧進帳』の方が関心があるようで(当たり前だ)、『松竹梅〜』の頃には立ち見の人は数えるくらいしかいなかったが、『松竹梅〜』の前半の『小土砂』が大変素晴らしかった。


勧進帳』では盛り上がってきてビートの効いた音楽に合わせて身体が少し動いた。ライブハウスでもないのに…。でも、ノレる音楽はイイ。


勧進帳』の富樫とは打って変わって、『松竹梅〜』では、のっけから吉右衛門がノリノリで何やら予兆めいたものを感じさせたのだが、ラストのナンセンスさというかドタバタ加減が非常に面白かった。幕引きのおじさんの身体が意外とよかった。


『櫓のお七』では福助の人形振りを見る。人形振りは初めてで、今日のが「いい」ものだったか「悪いもの」だったかは判断できないが、とりあえず「フムフム」と何かを思ったつもりになる。