12/14『パリ・オペラ座のすべて』(監督:フレデリック・ワイズマン)

10/10-12/18 Bunkamura ル・シネマにて


月曜日に見たのだが、一週間バタバタしていて書けないうちに上映が終わってしまった。。。


上映時間2時間30分(くらい)というのは、月曜の19:40の回を見る人間としては、翌日の仕事のことを考えると、それだけで「長い」となってしまうのが、作品自体は一度もダレることはなく、存分に楽しめた。パリ・オペラ座バレエ団(バレエ団のみなので、決して「すべて」ではない。ちなみに原題は La Danse, le ballet de l'Opéra de Paris=ダンス、パリ・オペラ座バレエ団。こっちの方が内容に即している)の稽古風景、作品の映像のみならず、芸術監督ブリジット・ルフェーブルと振付家、メートル・ドゥ・バレエとのミーティング、ダンサーとの面談、ファンドレイジングのための会議、年金制度改革の説明会など、バレエ団の様々な局面が提示されて興味深かった。で、その辺の描かれ方が夏にDVDで見た『バレエ・カンパニー』にそっくりで、驚いた。


バレエ関連のドキュメンタリーというと、土曜日から公開されているベジャール・バレエ団に関するものや、昨年か一昨年にみたザハロワなどをフィーチャーしたマリインスキー・バレエ団のものが最近出ていて、ちょっとしたブームというか「それなりに売れるジャンル」として認識されたのかな、と思った。ダンス好きとしては、動機はどうあれ、興味深いドキュメンタリーが見られればよいのだが。


映画館で偶然、土曜日に飲んだH氏と会い、月曜日だというのに一杯やってから帰宅。