12/31 2009年に自分がみたアートのうち、よかったものを振り返る+2010年にむけて

12/31 実家にて。


2009年も終わり、ということで今年見たアート作品・イベントのうち、よかったものを振り返ることにする。ちなみに昨年は、「よかった舞台ベスト3」を書いていたのだが(1位『ムネモパーク』(演出:シュテファン・ケーギ)@にしすがも創造舎、3月。2位『Zoo zoo scene(ずうずうしい)』(原作:エドワード・オールビー『動物園物語』、誤意訳・演出:中野成樹)@野毛山動物園、5月。3位『消された官僚を探して』(作・演出:ラビア・ムルエ)@静岡芸術劇場、5月 )、舞台しか見てないわけではないし(依然としてその割合は高いが)、無理して順位をつけるのもなんなので。


・『カール・マルクス資本論、第一巻』(コンセプト・演出:ダニエル・ヴェツェル、ヘルガルド・ハウグ)@フェスティバル/トーキョー、2月


(埋め込んであるのは、東京で上演された「日本バージョン」ではなく、オリジナルです)



・『Y150開幕プレイベント ラ・マシン』(構成・演出:La Machine)@新港ピア、赤レンガ倉庫、日本大通り周辺、4月



・ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー展@メゾンエルメス、5月


(どっかほかのところでやったやつの動画)



・『Singular Sensation』(コンセプト・演出・振付:ヤスミン・ゴデール)@ダンストリエンナーレ・トーキョー、9月



・『松竹梅湯島掛額』(中村吉右衛門中村福助ほか)@歌舞伎座、9月


・『パリ・オペラ座のすべて』(監督:フレデリック・ワイズマン)@Bunkamura ル・シネマ、12月



・『聖なる怪物たち』(振付・出演:アクラム・カーン、出演:シルヴィ・ギエム)@東京文化会館、12月



・『神曲−煉獄篇』(演出・舞台美術・照明・衣装:ロメオ・カステルッチ)@世田谷パブリックシアター、12月



で、振り返ってみて思うのは、今年はわりと「いいものはいい!」、「すごいものはすごい!」系の作品にヤラレてしまったのではないか、ということである。例:ラ・マシン、カーン+ギエム、カステルッチ等。まあそれはそれで仕方ないのだが、「そうでもない!作品」(リミニとかヤスミンのみたいの)も、もっと見たいなぁと思う。あと、2010年は、これまで圧倒的に多くなっていた観劇に費やす時間を少し減らして、ほかのジャンルに触れる時間(とりわけ映画)を増やせたらと思う。